“Changes in the Visible Field Caused by ‘Between-legs’ Viewing and the Psychological Phenomena Associated Therewith”

Ritsumeikan University is proud to present College of Letters Professor Atsuki Higashiyama’s first overseas lecture since winning the 26th Ig Nobel perception prize last fall. This lecture will be held in London, England.
 
Last September, Professor Higashiyama was awarded the Ig Nobel perception prize for his research on how visual and proprioceptive sources of information affect the perceived distance of objects when looking through one’s legs (the “between-legs effect”). According to the Ig Nobel Prize homepage, the prizes “honor achievements that first make people laugh, and then make them think. [They] are intended to celebrate the unusual, honor the imaginative—and spur people's interest in science, medicine, and technology.”
Since winning his prize, Professor Higashiyama has been bombarded with requests from the Japanese media, and he has appeared on several TV and radio programs. The prize-winning “between-legs effect” has even become a social phenomenon. With a caption of “changing how you look at things, changes how you see them,” one Japanese newspaper even cited Professor Higashiyama’s “between-legs effect” in a cartoon lampooning certain heads of state.
Inquiries from the foreign media have also started pouring in, which is why Ritsumeikan University has decided to sponsor Professor Higashiyama’s first-ever overseas lecture since the Ig Nobel Prize ceremony.  This seminar is free of charge but registration by 22/02/2017 is essential.
Come to think & have a good laugh at the same time!!

第26回イグノーベル賞知覚賞「股のぞき効果」
立命館大学文学部 東山篤規教授　受賞後初海外講演（ロンドン）開催ご案内
      ～「股のぞき」の姿勢がもたらす視界世界の変化と心理的現象について～

立命館大学は、第26回イグノーベル賞知覚賞受賞者の文学部・東山篤規（ひがしやま・あつき）教授の受賞後海外初となる講演会を、英国ロンドンで開催いたします。
 
東山教授は、「光学的・身体的変換視野の効果(股のぞき効果)」に関する研究で、2016年9月に第26回イグノーベル賞知覚賞を受賞いたしました。イグノーベル賞は、人々を笑わせ、そして考えさせる業績を称える賞です。同賞は並外れたものを祝福し、想像力を賞賛し、人々の科学、機械、テクノロジーへの関心を刺激するために制定されました。
 
東山教授は受賞以来、日本国内の多くのメディアから取材問い合わせが殺到し、多数のテレビ、ラジオ番組に出演。また、新聞メディアでは「見方を変えると見え方も変わる」といった国家元首の風刺画に引用されるなど、イグノーベル賞を受賞した「股のぞき効果」を越えた社会現象としても注目されてきました。
 
この度は、海外からの関心も高く、問い合わせも多数いただいていることから、イグノーベル賞受賞講演後、初の海外講演会をロンドンで開催することを決定いたしました。何かと先行きの見えない現在の世界情勢ですが、ハーバード大学でも大好評を博した東山教授の講演会で、皆さまにも「新しい視点・そこから生まれる打開策」へのきっかけをもしご提供することができれば幸いに存じます。
 
記
 
日　　時：　　　2月24日(金)　19：00(開場18：30)～21：00(講演後のネットワーキング・レセプション含む)会　　場：　　　Room 111, 1st floor, Brunei Gallery, SOAS, University of London(111号室、ブルネイ・ギャラリー2階、ロンドン大学SOAS) *マップはこちらで。最寄駅はRussell Squareです。
言　　語：　　　日本語・英語（通訳/翻訳）
定員・申込:　40名、無料(2月22日までに事前予約要)　
主   催：　　立命館大学・立命館英国事務所その他：　　　東山教授の経歴等は以下をご参照ください。
 

 第26回　イグノーベル賞知覚賞「股のぞき効果」について
今回の受賞は、東山教授が長年進めてきた「触覚と痛み」と「空間知覚」に関する研究の一環で、「股のぞき」によって逆さまに外界を見ると、視野が平面的に見え、とくに遠くの物が小さく接近して見えるという心理現象の解明が対象となっています。この現象の代表的な事例が、有名な京都府の『天の橋立』の「股のぞき」であり、砂噴(さし)が橋のように空にかかっているように見えます。東山教授の緻密な心理実験によって、これは網膜像の上下ではなく上体の上下の逆転によって、視覚世界が変化することによって生じることが分かりました。
 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１．  東山篤規（ひがしやま・あつき）教授　経歴
兵庫県加西市　1951年8月20日生まれ、65歳
1974年3月  大阪市立大学　文学部　人間関係学科　卒業
1976年3月  大阪市立大学大学院　文学研究科　心理学　修士課程　修了
1978年4月  大阪市立大学大学院　文学研究科　心理学　博士課程後期課程　中退
1978年～1996年大阪府立大学総合科学部助手、講師、助教授
1983年12月　文学博士
1996年より立命館大学文学部心理学域教授。現在に至る。
 
２．  東山教授　イグノーベル賞受賞に関するウェブサイト
（日本語）　http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=390
（英　語）　http://en.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=85
 
３．  東山教授のメディアへの主な出演
○   NHK Eテレ「サイエンスZERO」
○   NHKラジオ「かんさい土曜ほっとタイム」（全国向け放送）
○   テレビ朝日「報道ステーション」（ゲストコメンテーターとして出演）
○   フジテレビ「フルタチさん」
○   毎日放送「ちちんぷいぷい」
○   NHK歳末たすけあい／海外たすけあい（募金よびかけのメッセージ）　
 
　読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞、ジャパンタイムズ等の新聞記事にも掲載あり。